大安禅寺門前の家々に手作りの門松を飾る地元有志ら=16日、福井市田ノ谷町

大安禅寺門前の家々に手作りの門松を飾る地元有志ら=16日、福井市田ノ谷町

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「門松のまち」PR 福井・大安禅寺 参道に住民ら30基

福井新聞(2015年12月17日)

 門松で地域ににぎわいを―。福井市田ノ谷町の大安禅寺門前の住宅街に16日、門松約30基がお目見えした。大安寺観光協会の有志たちが手作りした門松が並び、迎春ムードが一気に高まった。

 同寺境内には毎年この時期に高さ2メートルを超える門松が飾られ、冬の風物詩となっている。協会では、参道に当たる市道沿いの住宅にも門松を置き、「門松のまち」としてPRしようと初めて企画した。

 門松は藤田通麿会長(77)をはじめ、田ノ谷町に住む協会員が10日から手作りしてきた。高さ1メートル前後で、竹や松、梅の枝のほか、彩りに赤い実を付けたナンテンなどを添えた。

 藤田会長は「少しずつ取り組みを盛り上げ、地域に門松を広めていきたい」と今後を見据えた。協会事務局を務める同寺の高橋玄峰副住職(33)も「ゆくゆくは門松作りの講座を開くなどして、『正月の飾り物は大安寺』というように定着できれば」と話していた。

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