飯田市橋北地区の自治組織、橋北まちづくり委員会は23日、馬場町の国登録有形文化財・旧飯田測候所の前で「橋北イルミネーションフェスタ」の点灯式を開いた。約3万5千個の発光ダイオード(LED)が光ったほか、建物に映像を投影するプロジェクションマッピングも行った。
フェスタは有志で組織する「橋北面白倶楽部」が企画、運営を担当。午後5時すぎ、星やトナカイなどの形のイルミネーションが一斉に点灯されると、訪れた人たちは「おお」と歓声を上げて喜んだ。飯田市竜丘小1年後藤和泉さん(6)は「トナカイがかわいくてきれいだった」。
その後、見物客ら50人以上の前で、飯田線やリニア中央新幹線の写真や映像を使ったプロジェクションマッピングを投影。制作を担当した同倶楽部の宮毛信次さん(63)=飯田市大門町=は「リニアを見て、飯田の未来に思いをはせてもらおうと考えた」と語った。
イルミネーションは来年1月8日まで、午後5時半〜9時。同倶楽部座長の相津博人さん(55)=同市大王路=は「測候所に足を運ぶきっかけになってほしい」と話した。