上田市鹿教湯温泉の「斎藤ホテル」が、上田市を中心に戦国大名・真田氏ゆかりの地を巡るツアーを実施している。来年1月10日放送開始のNHK大河ドラマ「真田丸」の主役、真田信繁(幸村)をイメージして作ったオリジナルキャラクターを描いたバスを用意。放送を間近に控え、需要増に期待している。
2009年に始めたツアーは当初、信繁ゆかりの地を巡る企画として始めた。近年は、信繁の兄・信之ら真田氏ゆかりの地を案内しようと、信之が初代藩主を務めた松代藩のあった長野市松代町もコースに加えた。現在は、「真田三代史跡めぐり」として売り出している。
参加者は斎藤ホテル前(午前9時15分発)か、上田市天神の上田駅温泉口(同10時発)に集合。上田市内は上田城跡公園をはじめ、真田氏歴史館や真田氏本城跡を見学する。松代町では真田家菩提寺(ぼだいじ)の「長国寺」や真田宝物館を巡り、午後4時すぎに上田市に戻る。
企画担当者は「真田の地、上田は里山の風景など自然が豊かで魅力がある。『真田』という枠に収まらない魅力を紹介したい」と話している。
ツアー料金は3980円(施設入館料、昼食代は別)。定員20人で、5日前までに予約が必要。申し込みが4人以上で実施する。問い合わせは斎藤ホテル(電話0268・44・2211)へ。