きなこシフォンケーキを製品化した大平徹さん=魚沼市堀之内

きなこシフォンケーキを製品化した大平徹さん=魚沼市堀之内

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魚沼の新名物に育って きなこでシフォンケーキ しっとり食感口溶けも良く 堀之内の菓子店

新潟日報(2016年1月22日)

 魚沼地域で収穫した大豆を使った「きなこシフォンケーキ」を、魚沼市堀之内の菓子店「大吾菓子舗」の大平徹さんが製品化し、販売を始めた。小麦の代わりにきなこを使っており、小麦アレルギーの人たちにも味わってもらおうと発案した。大平さんは「口溶けが良く、しっとり感がある。小麦が苦手の人にも食べてほしい」と期待している。

 高校時代の同級生が南魚沼市産のきなこを持ち込んだことが開発のきっかけ。ケーキは直径約12センチの円形で、高さは約7センチ。小麦粉を使わずに生地をふっくらとさせるため、メレンゲの立て方を工夫した。小麦粉と比べ、きなこは吸水性が高く混ぜると固くなるため、何度も試行錯誤を繰り返して完成させた。

 小麦に含まれるタンパク質「グルテン」を含まない「グルテンフリー」の商品は、ダイエットに効果があるとされる。米国の女優らが買い求めるなど関連商品は話題となっており、売り上げが伸びているという。きなこシフォンケーキもダイエットを意識して、砂糖の使用量は卵白をたてるために使う程度に抑えた。

 大平さんは「きなこでシフォンケーキができたので、今後は魚沼の特産品のふきのとうなどにも挑戦したい」と意気込んでいる。

 1個1080円(税込み)。問い合わせは同店、025(794)2129。

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