完成した本年度の「女将」を手にする女将=28日、福井県あわら市の芦原温泉旅館会館

完成した本年度の「女将」を手にする女将=28日、福井県あわら市の芦原温泉旅館会館

福井県 あわら・坂井

女将手作り日本酒、辛口もいかが 芦原温泉旅館で提供3月から販売

福井新聞(2016年1月30日)

 福井県あわら市の芦原温泉旅館の女将(おかみ)らが取り組むオリジナル日本酒「女将」の本年度分が完成し28日、同市舟津の芦原温泉旅館会館でお披露目会が開かれた。新たに挑戦した辛口は、かんきつ系の香りで、辛さが尾を引く爽やかな酒に仕上がった。同日から市内13旅館で従来の甘口とともに本格的に提供を始めた。

 この日は芦原温泉旅館協同組合女将の会のメンバーをはじめ、関係者ら約30人が出席。女将らも参加した田植えや稲刈りなど本年度の取り組みについて、感想を交えながら紹介した。また、市や酒米生産者に辛口をプレゼントした。

 女将の会の伊藤昌代会長は「甘口と辛口の飲み比べも楽しんでもらいたい。1人でも多くの方に知ってもらい、飲んでもらえれば」と話した。

 本年度の「女将」は、甘口と辛口それぞれ720ミリリットルで2千本分を用意。甘口は白、辛口は緑の瓶で、それぞれ300ミリリットル瓶もある。旅館売店での販売は3月ごろからを予定している。

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