福井県坂井市坂井町西の冬水田んぼで3日、越冬のため飛来しているコハクチョウの群れが見られた。約40羽が陽光の下、気持ちよさそうに羽を休めていた。
コハクチョウは、餌をついばんだり、時折真っ白な羽根を大きく広げたりと優雅な姿をみせ、沿道では愛好者が車を止めて写真を撮る風景もあった。毎日観察しているという同県あわら市の女性(61)は「今月に入ってからこの場所で姿を見るようになった。愛らしい姿に癒やされる」と話していた。
日本野鳥の会福井県副代表の組頭五十夫さん(70)によると、坂井平野では2月中旬ごろにかけてコハクチョウの飛来数が増え、3月中旬まで観測できる。ピーク時には例年100羽前後が見られるという。