永平寺町の曹洞宗大本山永平寺で27、28の両日夜、山門などの建物をライトアップする「冬の燈籠(とうろう)まつり」が開かれる。26日夜、雪が舞う中、試験点灯が行われ、優しい光が境内を包んだ。
同まつりは永平寺門前観光協会と町観光物産協会が毎年開催している。境内に照明機器を設置し、山門や鐘楼堂、納経塔(のうきょうとう)などの建物を幻想的に照らす。参道には陶芸作品の明かり取り200個、山門前には供養ろうそくを並べる。
ライトアップは両日とも午後6時~8時。外の拝観ルートを無料開放する。来場者に名物のねはん団子としょうが湯を振る舞う。27日夜は永平寺の役寮や雲水による、東日本大震災の犠牲者らを供養する万灯会(まんとうえ)が営まれる。