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新幹線飯山駅、乗車平均1600人 週末1日当たり

信濃毎日新聞(2016年3月5日)

 北陸新幹線(長野経由)金沢延伸から間もなく1年となるのを前に、飯山市は4日、独自に調査した今冬の新幹線飯山駅の利用状況をまとめた。1月16日〜2月28日の土、日曜と祝日の乗車数は平均約1600人で、平日は週末の3割ほどだったとした。

 調査は冬季のスキー客の動向をつかみ、駅からの「2次交通」の検討材料とする目的で実施。飯山地域シルバー人材センターに委託し、入り込みが多いとみられる土、日曜と祝日に計14回、同駅に停車する全列車(上下計24本)を対象にした。平日の調査は2日間行った。

 調査結果によると、最も乗車数が多かったのは2月28日(日曜)で約2300人。このうち東京方面へ向かう人が同2100人を占め、特に夕方の列車の利用が目立った。

 一方、同駅での降車数は平均約1500人。最多は2月6日(土曜)の約2200人だった。この日、午前9時32分着の下り列車では536人が同駅で降りた。

 乗車、降車とも東京方面の利用者が9割近くを占めており、市経済部は「信州の北の入り口だとPRし、北陸や大阪からの人を呼び込みたい」とする。駅周辺の飲食店や土産品店の充実など「地域にお金を落としてもらう仕組みづくり」に力を入れるとした。

 県などは同駅の1日当たりの乗車人数の目標を「1300人」と設定していた。

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