雪椿の原種が咲き誇る角神雪椿園=13日、阿賀町鹿瀬

雪椿の原種が咲き誇る角神雪椿園=13日、阿賀町鹿瀬

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2万本雪椿の回廊 日本最大級 原種の群生地 阿賀

新潟日報(2016年4月14日)

 阿賀町に春を告げる雪椿が、例年より2週間ほど早く花盛りとなった。日本最大級の原種の群生地、阿賀町鹿瀬の角神雪椿園では、5千平方メートルほどの敷地に約2万本が咲き誇る。鮮やかな深紅の花びらで彩られた回廊が、来場者を楽しませている。

 角神雪椿園は40年ほど前、開発による原種の減少に地域の愛好家が危機感を抱き、民有地に許可を得て植栽したのが始まりだ。

 13日には、咲き競う花々をよりきれいに見せようと、町職員が枝に絡まったつるを切ったり、地面にはう枝を起こしたりと、汗を流しながら世話をして回った。

 町は「原種でも花びらの枚数が違うなど、見比べるのも楽しい。春の生命力を感じてほしい」と話している。

 入場無料。国道459号を福島方面に向かって鹿瀬大橋の手前を右折し、案内板に従い約4キロ進む。町役場鹿瀬支所によると、今週末までが見頃。園芸種は大型連休ごろまで町内各地で観賞できる。

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