化石を探し、ハンマーを振るう参加者=福井県勝山市

化石を探し、ハンマーを振るう参加者=福井県勝山市

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お待たせ化石発掘体験、勝山市 野外恐竜博物館が再開

福井新聞(2016年4月24日)

 福井県立恐竜博物館(勝山市)は23日、冬の間は休館していた同市北谷町の発掘現場にある「野外恐竜博物館」を再開した。県内外の親子連れや地元の子どもたちがバスで現場に入り、早速ハンマーを振るい化石発掘を楽しんだ。

 野外博物館は一昨年7月にオープンし、今年で3年目。県立恐竜博物館からバスで30分ほど山に入った発掘現場のわきにあり、肉食恐竜「フクイラプトル」など多くの恐竜化石が見つかった地層を間近に眺めながら発掘体験ができる。

 この日は出発式が行われ、第1便に乗り込む県内外の親子連れや地元勝山市の成器南小6年生ら合わせて約100人が参加。竹内利寿館長から「夢、ロマンを追い、化石を一生懸命に探してください」と激励を受けた。

 参加者は3台のバスに分乗して現場に到着すると、早速、軍手、ゴーグル姿となってハンマーを振るった。割れた石の中に黒い化石らしき物を見つけると、家族や子ども同士で考え合ったり、スタッフに質問を投げ掛けたりしていた。

 発掘体験は初めてという伊東芽依さん(成器南小6年)は「勝山でいろんな恐竜化石が見つかっていることは知っている。大きな化石を見つけたい」と意気込んでいた。

 野外博物館へは休館日を除き、11月まで一日2~6回、バスが運行される。予約で参加者を受け付けるほか、当日の受付枠もある。

 昨年は約3万3800人が訪れる人気ぶりで、今年もゴールデンウイーク期間の予約枠は既にほぼ埋まっているという。

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