佐渡産ワカメを練り込んだソフトクリームなどを味わえる「きっちん幸ちゃん」

佐渡産ワカメを練り込んだソフトクリームなどを味わえる「きっちん幸ちゃん」

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佐渡汽船両津港ターミナル 飲食店相次ぎオープン 地産地消グルメ多彩に

新潟日報(2016年5月6日)

 佐渡市の佐渡汽船両津港ターミナル内の両津南埠頭ビルに、軽食やコーヒーなどを味わえる飲食店2店が相次いでオープンした。5月下旬には、佐渡産の海産物などを使った飲食店が開店する予定だ。これまでビル内には、飲食店が2店舗しかなかった。関係者は「観光客を呼び込み、佐渡の玄関口である港の活性化につなげたい」と意気込んでいる。

 両津南埠頭ビルでは昨秋、3階の食堂「食事処海鮮横丁」が閉店。昨春に開店した丼専門店と、既にあったラーメン店の2店舗のみが1階で営業している。新たにオープンした2店舗は、ともに1階にある。両津南埠頭ビルの池利宏・取締役統括部長は「お客さんから飲食店を充実してほしいとの要望もあった。にぎわいの空間づくりを創出したい」と語る。

 4月26日に開店した「きっちん幸ちゃん」は、佐渡産のワカメを練り込んだソフトクリームや、具を詰めたピタパンサンドなどの軽食を楽しめる。昨冬に行われた両津港のイベントで優勝した、佐渡産のナンバンエビ、イカ、アジを使ったさつまあげ風の「味海賊揚げ」も販売する。

 運営する県仲見世観光(佐渡市)の斎藤勉社長(55)は「まず玄関口の両津で楽しんでもらい、島全体に波及させることが大事。佐渡のおいしいものを味わってもらいたい」と力を込める。

 27日にオープンした「maSanicoffee」では、ドリップコーヒー、カフェラテ、カフェモカのほか、西三川産のリンゴジュースなども味わえる。コーヒーは濃いめに仕上げ、カフェラテのミルクは佐渡産を使う。基本は持ち帰りだが、店内でも飲める。

 経営する兵庫工務店(佐渡市)の中村潤一社長(40)は「地産地消で佐渡産食材のPRの一役も担いたい。コーヒーを手に両津のまちなかを歩いて楽しんでほしい」と呼び掛けた。

 5月にオープンする予定の飲食店は、3階の「食事処海鮮横丁」があった場所に出店する。

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