秋葉公園にオープンした「Akihaマウンテンプレーパーク」=新潟市秋葉区

秋葉公園にオープンした「Akihaマウンテンプレーパーク」=新潟市秋葉区

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秋葉公園内プレーパーク本格オープン 子ども向けたき火エリアや大工コーナー

新潟日報(2016年5月12日)

 新潟市秋葉区の秋葉公園に、地元NPOなどが整備した自然を生かした遊び場「Akihaマウンテンプレーパーク」が、本格オープンした。子どもたちは里山の急斜面やたき火が可能なエリアなどで普段とはひと味違う遊びを楽しんだ。

 秋葉公園のプレーパークは、幼児や児童に自然環境を活用した教育活動をするNPO法人アキハロハスアクションが運営する。面積は約2100平方メートル。昨年春から、新津青年会議所や地元町内会の住民らが雑木や下草の整備をし、昨年11月に完成した。プレーパークは全国に約400カ所あるとされているが、本県は広まっていない。

 プレーパーク内には金づちやのこぎりで木工を体験できる大工コーナーや、たき火ができるエリアもある。多少の切り傷、やけどなどのリスクをあえて体験させ、挑戦や失敗の経験を積んでもらう狙いもある。安全を確保するため、プレーリーダーと呼ばれる大人が子どもたちを見守る。たき火ができるエリアも必ず大人が見張り、水をためたバケツを置き、消火器も用意した。開催日以外は全ての遊具を撤去する。

 本格オープンした5日には、親子連れら約120人が訪れた。子どもたちは急斜面の里山を駆け回り、ハンモックに揺られて新緑を楽しんだ。普段はできないたき火ができるエリアでは、落ち葉や枝を燃やしたりして遊んだ。火に近づき過ぎて「熱い」と声を上げ、「スギの葉が一番よく燃えるね」と新たな発見をしていた。

 東区の小学4年生(9)は「火で遊ぶのは初めてだった。家の近くでやったら怒られるけど、ここなら怒られない。また来たい」と話した。

 アキハロハスアクションの原淳一理事長(40)は「遊具が何もないところでも子どもが遊ぶようにしたい。自分で遊びを考え、生活の中で生かす力をつけてほしい」と話す。

 次回は21日。今後は第1、3土曜日に開催する(12~3月は月1回)。無料。問い合わせはアキハロハスアクション、0250(47)4331。

<メモ> プレーパークは冒険遊び場とも呼ばれ、「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーにしている。日本では1979年に東京都世田谷区の羽根木公園に初めて設置された。土に穴を掘ったり、秘密基地を作ったり、工作したりと、子どもが「やりたい」と感じたまま遊ぶことができる。

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