黒部市宇奈月温泉に先月オープンした総湯「湯めどころ宇奈月」の入湯者数がオープンから10日余りで7千人を超え、市が予想していたペースをはるかに上回っていることが12日分かった。
総湯は気軽に掛け流しの温泉を楽しめる施設として市が設置した。指定管理者のホクタテが運営している。1階に観光案内所やフリースペース、2、3階に浴場がある。屋上テラスや足湯なども備える。観光客と地域の人が触れ合える新たなにぎわい創出拠点として期待されている。
市によると、4月27日のオープンから5月8日までの入湯者数は7146人で、1日当たり約600人が利用した。市は入湯者数を年間5万5千人、1日当たり約170人と見込んでおり、大幅に上回った。入湯しない人を含めた同期間の来館者数は1万5701人だった。
市商工観光課はオープンから5月1日まで記念イベントが開催されたことや大型連休と重なったことが要因とし、「予想以上の人に来ていただいた。温泉街活性化の核となるよう、今後もにぎわいを持続させたい」と話している。