野沢温泉村の源泉の一つ「麻釜」

野沢温泉村の源泉の一つ「麻釜」

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源泉掛け流し、魅力発信 野沢温泉で25・26日サミット

信濃毎日新聞(2016年5月20日)

 野沢温泉村など全国12地域の温泉地でつくる「日本源泉かけ流し温泉協会」(事務局・栃木県小山市)と「野沢温泉源泉かけ流しの会」(野沢温泉村)は25、26日に「第12回源泉かけ流し全国温泉サミット」を同村の野沢温泉スパリーナで開く。湯を循環させずに使う「源泉かけ流し」の魅力の発信や温泉を生かした地域づくりについて考える。

 野沢温泉源泉かけ流しの会の片桐アキラ副会長(49)は「かけ流しの湯は源泉からの温泉の質を損なわず鮮度がいい」とし、美肌やアンチエイジング(抗加齢)効果があるとPRしている。

 サミットは、2004年に全国で発覚した温泉偽装問題を受け、温泉地の信用を取り戻そうと、05年に始まった。同温泉協会に加盟する温泉地で順番で年1回開き、野沢温泉村で開くのは08年に続いて2回目。

 25日は理事会や総会、26日に講演会を開く。講演会は午前9時40分〜午後3時までで、3部構成。第1部は「行政から見た源泉かけ流し温泉の地域発展・活性化に向けた可能性」をテーマに富井俊雄・野沢温泉村長と竹中貢・上士幌町長(北海道)、首藤勝次・竹田市長(大分県)が地域の関係団体と連携しての温泉を生かした活性化策について展望する。

 第2部は、法政大の大河内正一教授が「温泉研究者から見た源泉かけ流し温泉の優位性と可能性」と題して話し、第3部は、観光に関する調査研究機関「じゃらんリサーチセンター」による「旅行業界から見た源泉かけ流し温泉の商品化・販路拡大の可能性」をテーマにした講演がある。

 片桐副会長は「源泉かけ流しの魅力をもっとPRし、それぞれの温泉地の持つ独自性を生かした持続可能な地域づくりへつなげたい」と話す。

 26日の講演会は一般の参加も可能で無料。問い合わせは野沢温泉源泉かけ流しの会事務局(電話0269・85・2056)へ。

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