例年より早く残雪が消え、一面にミズバショウが広がる栂池自然園

例年より早く残雪が消え、一面にミズバショウが広がる栂池自然園

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新緑の「栂池自然園」開園 一面にミズバショウ

信濃毎日新聞(2016年6月2日)

 北アルプス山麓の標高1900〜2000メートルに広がる湿原「栂池自然園」(小谷村)が1日、今季の営業を始めた。例年なら残雪に覆われるが、冬の降雪が少なかった今季はほぼ解けた。来園者はひんやりとした空気の中、新緑の景色を楽しんでいた。

 同園入り口近くでは、ミズバショウとリュウキンカが一面に咲いている。栂池ビジターセンターによると、例年は残雪が2メートル以上あるといい、「ここまで少ないのはまれ」。園内に整備された木道からは北アの山並みが見え、残雪と新緑の対比が美しい。

 この日は関係者が安全祈願の神事を行い、来園者につきたての餅を振る舞った。安曇野市豊科高家の等々力昌明さん(74)は「静かで開放感があっていい」と話した。今季の営業は10月31日まで。

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