18日に開園する国営アルプスあづみの公園の「里山文化ゾーン」を見て回る安曇野市観光協会の職員ら

18日に開園する国営アルプスあづみの公園の「里山文化ゾーン」を見て回る安曇野市観光協会の職員ら

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新ゾーン、開園前に内覧会 国営アルプスあづみの公園

信濃毎日新聞(2016年6月15日)

 国土交通省国営アルプスあづみの公園事務所(安曇野市)は14日、堀金・穂高(同)、大町・松川(大町市・松川村)の両地区で新ゾーンの内覧会を開いた。18日の新ゾーン開園で公園整備が完了し、公園事務所は「全面開園で公園の魅力がより高まる」としている。

 開園するのは堀金・穂高地区の「里山文化ゾーン」(49ヘクタール)と大町・松川地区の「自然体験ゾーン」(142ヘクタール)。里山文化ゾーンは農作業体験ができる区画などを整備し、自然体験ゾーンは新緑や紅葉を観賞しながら歩くツアーなどを想定している。

 堀金・穂高地区での内覧会には、地元の観光協会や安曇野市職員ら17人が参加。里山文化ゾーンを公園事務所職員の案内で回り、田植えなどが体験できる区画や環境省などから絶滅危惧(きぐ)種に指定されているオオルリシジミを保護する区画などを見学した。

 安曇野市観光協会の職員、小林美知子さん(47)は「ソバの花が一面に広がり、景色が良い。自然に触れられるので都会の観光客に喜んでもらえるのではないか」と話していた。

 公園は1998年に着工し、整備費は611億円。堀金・穂高地区は2004年から、大町・松川地区は09年から段階的に開園してきた。

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