大町・松川地区の「自然体験ゾーン」でマウンテンバイクを楽しむ人たち=18日、大町市

大町・松川地区の「自然体験ゾーン」でマウンテンバイクを楽しむ人たち=18日、大町市

長野県 白馬・安曇野 アウトドア・レジャー

国営アルプスあづみの公園が全面オープン

信濃毎日新聞(2016年6月19日)

 国営アルプスあづみの公園の堀金・穂高(安曇野市)、大町・松川(大町市、北安曇郡松川村)の両地区で18日、それぞれ新しいゾーンが開園した。国が1998年から進めてきた公園の整備はこれで終了し、全面開園となった。両地区では記念の式典やイベントが開かれ、開園を待ちわびた大勢の来園者でにぎわった。

 堀金・穂高地区で新規開園したのは、安曇野の懐かしい里山風景を再現した「里山文化ゾーン」(49ヘクタール)。大町・松川地区は川遊びや森林散策ができる「自然体験ゾーン」(142ヘクタール)が開園した。

 里山文化ゾーンは計300万本のソバ畑や、農業体験、自然観察ができるエリアを整備。記念植樹に参加した南安曇農業高校(安曇野市)3年の小泊将也さん(17)は「田園の風景が美しく、農業を身近に感じてもらえる施設ができてうれしい」と話した。

 自然体験ゾーンにはマウンテンバイクのコースも整備。式典には周辺自治体の首長ら約80人が出席し、阿部守一知事は「新しい財産、新しい資源として活用し、県民の憩いの場、観光の拠点としていきたい」とあいさつした。

 両地区を合わせた全園の整備費用は611億円。堀金・穂高地区は2004年から、大町・松川地区は09年から段階的に開園してきた。

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