福井県立鯖江高等学校美術部の七夕展は2日、同校内のギャラリー王山で始まった。日ごろの活動で手掛けた現代アート作品や油絵など計53点が並んでいる。3日と9日に一般公開される。
1~3年生の部員10人が、これまで制作した作品の中から自信作を2、3点ずつ出品。自画像と作品へのこだわりなどを記した紹介文を添えて展示している。
ヤング現代アート展で昨年、大賞を受賞した城野優里さん(3年)は青、紫色に染めた和紙と糸を貼り合わせた現代アート作品を展示。深海をイメージし、迷いや悩みを抱える複雑な心の中を抽象的に表現した。このほか、針金だけで作った人や数百本の割り箸を組み合わせた立体造形など個性的な作品が並んでいる。
初日はオープニングイベントとして、七夕にちなんで紙で星を作るワークショップや、2階から垂らした長さ6メートルほどの和紙にアクリル絵の具を流して作品にするパフォーマンスが行われた。3日と9日の一般公開は午後1時から同4時半まで。