桜の花びらや葉を使って同組合が開発したあめとせんべい

桜の花びらや葉を使って同組合が開発したあめとせんべい

長野県 伊那路 スイーツ

松川町の桜、あめとせんべいに 塩漬け混ぜた計3種

信濃毎日新聞(2016年7月30日)

 松川町生田の農産物加工組合「味の里まつかわ」が、桜を使った菓子を開発し、30日に発売する。地元産のヤエザクラの花びらと葉を塩漬けにし、あめと薄焼きせんべいに混ぜ込んだ。口に入れると桜の豊かな香りが鼻に抜け、見た目にも楽しい商品だ。

 あめは、白地にほんのりと透けて見える花びらのピンクが美しい「桜花びら飴(あめ)」と、きな粉や黒砂糖を練り込んだソフトな口当たりの「桜げんこつ飴」の2種類。せんべいは、桜の葉を使った「桜葉せんべい」で、直径6、7センチほどの甘めに仕上げた生地の真ん中に据えられた葉の濃い緑が印象的だ。

 桜を漬ける塩は、同町と姉妹都市提携を結ぶ静岡県牧之原市産の自然塩で、ミネラルが豊富という。同組合代表の米山由子さん(77)は「これからの季節、熱中症対策にもお薦めです」とPRしている。

 同組合は、中山間地域に当たる同町生田の活性化を目的に2002年に発足。町内の女性19人が加入しており、桜の塩漬けのほか、梅や山菜など地元産物の加工を手掛けている。

 桜花びら飴は1袋100グラム、桜げんこつ飴は同120グラムで各330円。せんべいは12枚入り400円。町内の農産物直売所などで販売。問い合わせは同組合(電話0265・36・7122)へ。

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