大きな実をつけたブドウを視察する農園主ら=1日、新潟市南区

大きな実をつけたブドウを視察する農園主ら=1日、新潟市南区

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ブドウ、桃、ナシ... 甘い"宝"探しへGO 新潟市南区 6観光農園開園式

新潟日報(2016年8月4日)

 新潟県内屈指の果樹産地である新潟市南区に、果物狩りのシーズンが到来した。区内にある六つの観光農園でつくる南区観光農園協会は1日、合同開園式を開催。参加者が各農園を巡り、農園主はことしの出来や果樹栽培の工夫を熱くアピールした。

 合同開園式は各観光農園が栽培技術や経営の情報交換などをするため、毎年行われている。ことしは市や南区観光協会、各農園関係者ら30人ほどが参加し、9月下旬に開園する白根観光きのこ園(上塩俵)を除く5農園を巡った。

 参加者はたわわに実ったブドウや桃、ナシを眺め、試食した。また農園主が果樹栽培の状況や新品種への挑戦について報告した。

 ことしは春先から暖かく穏やかな天候に恵まれたため、観光農園協会の笠原節夫会長(55)は「味が良く、例年にない当たり年だ」と胸を張る。一方、収穫時期は1週間から10日早まっているという。桃とブドウ狩りは既に始まっており、ナシは今月中旬に本格的なシーズンを迎えるという。

 白根グレープガーデン(鷲ノ木新田)、フルーツ童夢やまだ農園(清水)、白根大郷梨中村観光果樹園(大郷)は営業中。池田観光果樹園(新飯田)は10日ごろに、マミヤ園(同)は9月1日にそれぞれ開園する予定だ。

 笠原会長は「例年以上に生育が早く、おいしくなっている。精いっぱい作ったものを、おもてなしの心を持って提供していきたい」と意気込んだ。

 観光農園に関する問い合わせは南区産業振興課、025(372)6505。

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