越前町小倉の温泉宿泊施設「泰澄の杜」のブドウ園が、夏休みの家族連れや団体客でにぎわっている。子どもたちは今が旬のデラウェアを口いっぱいにほおばり味わっていた。
同園には7棟のハウスがあり、巨峰、キャンベル、スチューベンなど5種類が順番に旬を迎えるよう栽培されている。
19日は越前町の織田児童館の児童15人が訪れ、背伸びして房をもぎ取り、甘く熟した実を一粒一粒取ってほおばっていた。北野斗良君(織田小1年)は「ブドウが世界で一番好き。いっぱい食べられて幸せ」と笑顔で話し、果汁まみれになった口の周りをなめていた。
泰澄の杜支配人の堀居英樹さん(53)は「今夏は暑く、とても甘く実った」と話している。10月上旬まで開園している。