新潟交通は12日から、緑と黄色の塗装で「かぼちゃ電車」と呼ばれて親しまれた、旧新潟交通電車線の車両のカラーリングをあしらったラッピングバスを新潟市内で運行する。11日に新潟市中央区の万代シテイで開かれる「バスまつり」でお披露目する。
かぼちゃ電車は新潟市と燕市を結ぶ旧新潟交通電車線を走り、1999年に全線廃止されるまで運行した。白山前(旧県庁前)-東関屋間では路面電車としても活躍。ラッピングバスは愛好家らでつくる「かぼちゃ電車保存会」が協力し、車体カラーを忠実に再現したという。
バスは1台製作し、路面電車がかつて走った旧電車通りを含む萬代橋ライン(JR新潟駅前-青山)を中心に運行する。新潟交通は「昔は路面電車も走っていたことを思い出して、懐かしんでもらえたらうれしい」と話した。
バスまつりは11日午前10時~午後4時、万代シテイで開かれる。かぼちゃ電車バスなど各種バス車両の展示やステージイベントなどがある。
問い合わせはバスセンター案内所、025(246)6333。