赤倉開湯200年を記念して完成した足湯を楽しむ人たち=10日、妙高市

赤倉開湯200年を記念して完成した足湯を楽しむ人たち=10日、妙高市

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絶景と足湯が手招き 赤倉温泉入り口に完成 妙高

新潟日報(2016年9月12日)

 ことし開湯200年を迎えた妙高市の赤倉温泉に、公共の足湯と手湯を備えた「湯と花の公苑(こうえん)」(仮称)が完成した。10日にオープニングイベントが開かれ、見物客らは標高750メートルの雄大な景色を前に、ゆったりと手や足を湯に漬けていた。

 赤倉温泉組合(広島茂男組合長)が、観光客から湯煙の漂う街を巡ってもらおうと、温泉街の入り口に整備した。42度前後の源泉掛け流しが特徴で、それぞれ最大4人が漬かれる大きさにした。材料にヒノキと杉を使い、足湯には杉の枕を設置した。夜はあおむけになって星空を眺めることができる。施設名称は今後公募も含め決める予定。

 オープニングイベントには赤倉温泉組合のメンバーや市関係者らが参加。広島組合長は「赤倉温泉の入り口に湯気がほしいというお客さんたちの思いを受けた。昔のにぎわいを取り戻したい」とあいさつした。参加者は湯に触れると、「けっこう熱い。でも気持ちいい」「疲れが取れそうだ」とくつろいでいた。

 妙高市の会社員の男性(40)は「温泉のよさだけではなく、ヒノキの香りが山風に乗ってくるのが気持ちがいい」と満足そうだった。

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