米粉で作ったクッキーや開発途中のズコットケーキを紹介する松田専務

米粉で作ったクッキーや開発途中のズコットケーキを紹介する松田専務

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米粉クッキー商品化 黒部・魚津の洋菓子販売店

北日本新聞(2016年9月29日)

 黒部市や魚津市で洋菓子などを製造販売する昌栄堂は、米粉を材料にしたクッキーなど3種類を商品化した。小麦や卵にアレルギーがある人でも安心して食べられる菓子の研究開発を進めており、店内のほとんどの商品を米粉製にすることを目標に取り組んでいる。

 昌栄堂が米粉による商品の開発を始めたのは2012年ごろで、松田賢悟専務が小麦や卵のアレルギーを持つ子どもが多いと感じたのがきっかけだった。アレルギーがある人にも安心して食べてほしいという思いから研究に着手した。

 最初に取り組んだのは米粉製クッキー。それまで使っていない材料だったため、甘さや食感を出すのに改良を重ねたという。試行錯誤する中で量産するのに3年を費やし、ことしに入り本格的に販売できるようになった。

 富山産の米から作った米粉を使うことにもこだわっている。地元の素材のためどのように作られているかを自分たちの目で確かめることができ、安心して使えるという。

 クッキー作りで得た知識を生かし、多くの菓子を米粉で作る計画だ。松田専務は「おいしいお菓子を作るのは当たり前のことだと思う。安心して食べられるものを作るのが仕事」と話している。

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