サケ釣りを一般開放する「手取川サーモンフィッシング(サケ有効利用調査)」は22日、白山市湊町の手取川両岸で始まり、県内外から参加した愛好家83人がさおを並べ、雄雌計136匹の釣果を上げた。
参加者は午前7時の調査開始の合図と同時に、次々とルアーを投げ入れた。3分後、二十歳の頃から毎年参加しているという小松市安宅町の会社員北野貞幸さん(36)が、右岸で第1号となる体長67センチの雌を釣り上げ、喜びに浸った。
石川県水産総合センター美川事業所によると、手取川支流の熊田川と同事業所を結ぶ導水路の遡上(そじょう)は11月上旬がピークの見込み。
手取川のサーモンフィッシングは17回目を数えた。事前応募で許可を得た参加者は1日当たり雄を5匹まで、雌は何匹でも釣ることができ、雌は採卵用に同事業所に提供する。調査は11月27日まで。土日祝日に限り左岸でも行われる。