福井県立恐竜博物館をバックに、完成した勝山恐竜橋をウオーキングする参加者=6日、福井県勝山市遅羽町比島

福井県立恐竜博物館をバックに、完成した勝山恐竜橋をウオーキングする参加者=6日、福井県勝山市遅羽町比島

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中部縦貫IC~恐竜博物館の時間短縮 勝山インター線開通

福井新聞(2016年11月7日)

 福井県が20年越しで整備を進めていた中部縦貫自動車道勝山インターチェンジ(IC)から福井県立恐竜博物館などへの新アクセス道「勝山インター線」が6日、開通した。新設した橋の北詰めには「道の駅」も建設予定で、勝山観光の新たな玄関口となる。

 開通した勝山インター線は、片側1車線で九頭竜川に架かる新橋「勝山恐竜橋」(264・5メートル)を含む県道1320メートル部分。県が1995年から整備を進めていた。総事業費は約55億円。

 勝山ICから県立恐竜博物館、スキージャム勝山など観光地へ向かう際、えちぜん鉄道の踏切や集落などを通らずに市街地にアクセスできる。同ICから国道416号までの所要時間も数分短縮された。

 同橋北詰めに計画されている道の駅「恐竜渓谷ジオパーク(仮称)」は2020年度の完成を市が目指している。

 開通を祝い、この日はIC近くの発坂会場と、橋近くの比島会場の2カ所で式典やステージイベントなどが行われた。

 比島会場の式典では西川一誠知事が「県立恐竜博物館や白山などが一望できる景観に恵まれた地に完成した道路。観光客に末永く利用していただきたい」とあいさつした。

 同橋で関係者がテープカットを行った後、地元の3世代6家族を先頭に関係者らが渡り初めをした。開通を記念したウオーキングイベントも行われ、600人の市民らが完成したばかりの道路と橋を渡った。午後4時半に供用を開始した。

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