越前和紙の里の営みを伝える写真展=越前市新在家町の卯立の工芸館

越前和紙の里の営みを伝える写真展=越前市新在家町の卯立の工芸館

福井県 鯖江・武生・越前海岸

「和紙の里」 写真で紹介 越前市

福井新聞(2016年12月7日)

 歴史と伝統のある和紙の産地、越前和紙の里の営みを紹介する「写真でたどるスコシマエの和紙の里」展が、福井県越前市の卯立の工芸館で開かれている。1月9日まで。

 リニューアルのため休館中の「紙の文化博物館」が収蔵する約60点のモノクロ写真を並べている。1970年ごろから近年に至る紙すきの作業風景や、職人たちの姿をとらえた写真が並ぶ。

 中でも、写真家棚井文雄さんの作品は、越前和紙が印画紙として用いられ、独特の風合いが印象的。無心に和紙をすく職人の表情からは息遣いまで伝わるよう。会場では、紙祖神・川上御前をまつる岡太神社の祭礼などのDVDも上映している。

 同館では「時代とともに町並みは変化しているが、変わらぬ人々の営みを感じてもらえたら」と話している。

 入場料は大人200円、小中学生100円。火曜日と28日~1月4日は休館。

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