「巴の松」を引き渡す福光ネイティブ・トラストと譲り受ける小矢部市「義仲・巴」推進連絡会のメンバー

「巴の松」を引き渡す福光ネイティブ・トラストと譲り受ける小矢部市「義仲・巴」推進連絡会のメンバー

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義仲・巴の"めおと松"に 福光から「巴の松」引き渡し

北日本新聞(2016年12月11日)

 平安末期の武将、木曽(源)義仲と、共に戦った巴御前(ともえごぜん)を題材にした大河ドラマ実現を目指す南砺市の文化団体、福光ネイティブ・トラスト(福光NT、得能康生代表)は10日、同じくドラマ実現に向け活動する小矢部市「義仲・巴」推進連絡会(森谷義一会長)に「巴の松」を引き渡した。3年前には「義仲の松」も贈っており、同じ場所に植えて"めおと松"としてPRしてもらい、ドラマ化への弾みにする。

 福光NTは、義仲の菩提(ぼだい)寺である徳音寺(長野県木曽町)から譲り受けたマツの苗木を「義仲の松」とし、2013年に小矢部市に寄贈。同市は倶利伽羅(くりから)源平の郷埴生(はにゅう)口に植えた。

 福光NTは、巴を埋葬した塚に植えられたとの説がある巴塚の松(南砺市福光)の種から育てた苗木を、全国の巴ゆかりの地に贈る活動をしている。これを「巴の松」とし、義仲の松に続けて小矢部市へ贈ることにした。

 10日は両団体の関係者が、南砺市高宮(福光)の得能代表の親類宅前に集まり、福光NTが13年にわたって育てた巴の松を引き渡した。

 得能代表が「地域振興やドラマ実現への思いから贈ることにした。巴御前の魂として渡したい」と話し、森谷会長は「義仲の松も待ち望んでいる。末永く見守っていきたい」と感謝した。巴の松は2017年6月3日に正式に小矢部市へ贈呈され、義仲の松の横に植えられる予定。

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