県やJR東日本は18日、ジビエ(野生鳥獣肉)への関心を高めて消費拡大につなげようと、「ジビエ&クラフト for Xmas」と題したイベントを長野市のJR長野駅の自由通路で開いた。鹿やイノシシの肉を使った料理の試食、鹿の皮や角で作ったかばん、アクセサリーなどの販売があった。
ジビエを活用した地域活性化に取り組む同市若穂地区の住民らは、鹿とイノシシの肉を使ったすき焼き、カレーを作り、通り掛かった人に試食を勧めた。
鹿の皮や角を利用した小物は、県内のNPO法人などが作っている。県内を旅行中に会場の近くを通り掛かり、小銭入れを買った東京都北区の自営業斉藤利久さん(57)は「(小銭入れの)色合いが気に入った。ジビエの活用に貢献できれば」と話していた。