白馬村の温泉宿が別館に設けた猫との交流スペース

白馬村の温泉宿が別館に設けた猫との交流スペース

長野県 白馬・安曇野 温泉

猫も人も幸せに 白馬の温泉宿にふれあいの場

信濃毎日新聞(2016年12月23日)

 北安曇郡白馬村北城の温泉宿「みなみ家」は22日、民間団体や動物病院などに保護された猫13匹と触れ合えるスペースを設けた別館をオープンした。宿泊客以外も有料で楽しめる「猫カフェ」のような空間。来春以降は保護された猫の譲渡会開催も検討しており、おかみの丸山静香さんは「猫が好きなお客さんと宿のスタッフ、飼い主を探す猫の皆が幸せになれる場所にしたい」と話している。

 みなみ家では、保護された複数の猫を倉庫代わりのコテージで飼っていた。昨冬、猫の存在を知った常連客から「交流の場を設けたらどうか」と提案があり、猫にとってもお客さんにかわいがってもらえた方がいいと考えた。

 別館は今年、本館近くの駐車場に建てた。丸山さんは5月から、県松本保健所の子猫を自宅に引き取り、ミルクを与えて育てるボランティア活動にも参加。そうした子猫も迎え入れた。今後も活動を続け、別館を猫の引き取り手を探す場にしようと考えている。

 営業は午前10時〜午後6時。事前予約が必要で、1時間の料金は大人1200円、大学生以下1000円、小学生未満700円。宿泊客は最長1時間まで無料になる。問い合わせはみなみ家(電話0261・72・8008)へ。

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