来年の干支「酉」をテーマにした竹細工の展示が、福井県あわら市のえちぜん鉄道あわら湯のまち駅舎内で開かれている。竹の特徴を生かしたニワトリなど約30点が並ぶ。1月15日まで。
あわら市金津創作の森に入居する竹人形職人、山田信雄さん(74)の教え子らでつくる同好会の7人と、山田さんが出展した。
干支の展示は毎年行っており、秋から制作を始めた。ニワトリは、竹の丸みで羽の柔らかさと愛らしさを表現した。尻尾は細く切った竹を重ねてボリュームを出すなど細部にもこだわった。黄色いタグ付きの越前がにやサンタクロースなど、今の季節を感じる作品もある。
訪れた芝口喜代子さん(70)=同市=は「よくできてるね。年の暮れを感じる」と話していた。