26日から販売する新年用の統一ラベルが貼られた地酒=富山市丸の内

26日から販売する新年用の統一ラベルが貼られた地酒=富山市丸の内

富山県

県内酒造8社が正月向け統一ラベル

北日本新聞(2016年12月25日)

 正月は地酒で乾杯-。県酒造組合(富山市丸の内、桝田隆一郎会長)に加盟する酒造会社8社は26日から、初日の出をイメージした統一ラベルを貼った清酒を2千本限定で販売する。複数のメーカーが同じデザインのラベルを貼った商品を一斉に売り出す試みは全国的に珍しく、同組合は「家族や親戚が集まるお正月に地酒を飲み比べを楽しんでほしい」と話している。

 統一ラベルは白を基調に、雲間から昇る赤々とした初日の出を表現。シンプルながら新年にふさわしい華やかな雰囲気をイメージし仕上げた。清酒の消費量が伸びる年末年始に地元の酒を味わってもらうきっかけにしたいと、同組合が12月上旬に会員メーカーに提案し8社が賛同した。

 統一ラベルを貼って販売するのは、新酒の純米生酒や発泡性のある濁り酒などメーカーごとにバラエティーに富む。1本720ミリリットル入りで、価格は1本1200~1800円(税別)。県内の酒販店やスーパーなどで取り扱う。

 同組合に加盟する酒造会社は全部で19社あり、うち14社は2014年12月から北陸新幹線の車両が描かれた統一ラベルを貼った地酒を販売している。観光客やビジネスマンの土産品として好評で、同組合によるとこれまでに計15万本を売り上げている。

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