長野駅を出発する「イイヅナのリンゴ」のラッピング車両

長野駅を出発する「イイヅナのリンゴ」のラッピング車両

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飯綱町のリンゴ、車体いっぱいに しなの鉄道ラッピング電車

信濃毎日新聞(2017年1月6日)

 上水内郡飯綱町としなの鉄道(上田市)は5日、多摩美術大(東京)客員教授で美術家の田窪恭治さん(67)=千葉県習志野市=の壁画「イイヅナのリンゴ」をラッピングした車両の運行を始めた。長野駅(長野市)で、午後1時発妙高高原行きの電車に合わせて出発式があり、田窪さんや峯村勝盛町長、玉木淳社長らが出席した。

 峯村町長はあいさつで「長野にふさわしいリンゴの話題を提供し、沿線の皆さんや外国人観光客ら多くの人に利用してほしい」と述べた。

 田窪さんはフランスで礼拝堂の再生として内壁のリンゴの絵を手掛けた経験がある。「イイヅナのリンゴ」は、「りんごの町」をPRしている飯綱町から依頼を受け、2015年に完成させた作品だ。

 田窪さんは取材に「僕の絵が電車になったのは初めて。新しい家族ができたようでうれしい」。玉木社長は「いかに地方の活性化を図るかが根底にある。今後も(町と)連携してイベントを開きたい」と話した。

 ラッピング車両は、北しなの線妙高高原駅―しなの鉄道線軽井沢駅間で1年間運行する。

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