「フルサット」の拡張後のイメージ図(北信越地域資源研究所提供)

「フルサット」の拡張後のイメージ図(北信越地域資源研究所提供)

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上越妙高駅前 商業施設「フルサット」拡張へ

新潟日報(2017年1月24日)

 上越市の上越妙高駅西口前にある商業施設「フルサット」を企画展開している地元企業が、施設の拡張を検討している。昨年6月の開業以降、客足が堅調だといい、新店舗がオープンすれば、さらなるにぎわいを生み出せると考えている。現在、テナント候補との交渉を進めており、早ければ4月にも新たな店舗が営業を始める見込みだ。

 フルサットは、コンサルタント会社「北信越地域資源研究所」(上越市、平原匡社長)が企画。約1650平方メートルの敷地に大小計12棟のコンテナを扇状に並べ、上越妙高駅周辺で初めての商業施設として開業した。現在は和食メインの居酒屋やラーメン店、カフェなどが営業している。

 拡張は、現在コンテナが並んでいる敷地よりも、さらに駅側の土地約1420平方メートルで検討している。最大で約60平方メートルのコンテナを3棟、約30平方メートルのコンテナを4棟配置できるという。

 平原社長は洋食の充実や、上越の食材を観光客らに発信する店舗設置を進めたい考えで、市内外からテナントを募っている。入居の契約が完了し次第、コンテナの設置工事を始める。また、食材を雪室に貯蔵して熟成させる「雪室実験」用のコンテナを設置することも検討している。

 平原社長は「開業以来、認知度が上がっている。拡張することで、当初描いた計画にかなり近づくと思う。新たな店舗を加えて、既存店舗との相乗効果を図りたい」と話している。

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