能登牛の認定店に登録された精肉店=能登町宇出津

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能登牛認定店、新たに5店舗 今年度、能登町内

北國新聞(2017年1月24日)

 能登町内で今年度、県産ブランド和牛である能登(のと)牛(うし)を年間通して取り扱うことを証明する「認定店」に5店が追加された。能登牛の出荷頭数のうち同町産は全体の4割を占めており、町が「能登牛の里」としてアピールを進めるため、認定店の取得を促す助成制度を新設したのが奏功した。町は、町内の飲食店などで気軽に能登牛が味わえることを周知し、「能登牛の里」として魅力を発信する。
 町内で認定店に今年度追加されたのは、販売店が片岡精肉店、飲食店が竹次郎、割烹あたか、国民宿舎やなぎだ荘、ラブロ恋路の5店舗。昨年度までに認定された駒寄ミート、柳田植物公園のレストラン「ピッコロ」と合わせて7店舗になった。認定店は県内に57店舗あり、市町別では能登町が、金沢市の19店舗に次いで2番目に多くなった。
 認定店制度は、県や県内の畜産団体がつくる「能登牛銘柄推進協議会」が2011年、ブランド力の向上を目指して設けた。販売店は能登牛を年間3頭以上扱うこと、飲食店は能登牛を使ったメーンメニューを通年提供することが条件で、認定店は同協議会が発行したプレートやのぼり旗を店先に掲げて、能登牛の取り扱いを周知できる。
 町によると、町内には認定店の条件を満たす店が多くあるものの、大半の店が申し込んでいなかった。町は、認定料2万円と毎年6千円を協議会に支払う規約が、店側が認定へ二の足を踏む原因になっていると考え、今年度から認定料の半額を助成する制度を設けた。町の担当者は「潜在的に認定店になれる店はまだある。助成制度の利用を勧めたい」と話した。

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