清水園にある米蔵にオープンしたレストラン「米蔵ココロ」=新発田市大栄町7

清水園にある米蔵にオープンしたレストラン「米蔵ココロ」=新発田市大栄町7

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米蔵レストラン 歴史も味に

新潟日報(2017年2月2日)

 新発田市の国指定名勝「清水園」内に、洋食を中心としたレストラン「米蔵ココロ」がオープンした。入居したのは築100年以上の米蔵の一角。高い天井や太い梁(はり)が重厚な雰囲気を醸し出す中で、地元産素材を使ったさまざまな料理やお酒を楽しむことができる。

◎季節感漂うメニュー 地場産食材ふんだんに

 JR新発田駅前にあった飲食店が移転し、米蔵ココロとして1月17日にオープンした。オーナーの笠原良弘さん(45)が来店客に米蔵の特徴を生かした店舗の雰囲気と、新発田藩主溝口家の下屋敷として造られた清水園の両方を楽しんでもらおうと、清水園を管理する北方文化博物館(新潟市江南区)に打診。入園者増を期待する同館も受け入れた。国指定名勝の中のレストランは珍しいという。

 米蔵内部は天井まで吹き抜けとなっており、一部2階がある。約50席を用意し、地元名産の車麩(ふ)や野菜などを使った料理やデザートがメニューに並ぶ。季節感を重視し、春夏秋冬でメニューの一部を入れ替える。笠原さんは「地産地消の料理を楽しむとともに、清水園に足を運んでいただき、知名度アップを後押ししたい」と話す。

 米蔵は新発田藩が取り組んだ新田開発によって収穫したコメを納めるため、1910(明治43)年に郊外の五十公野から移築され、コメ1万俵が収容できた。現在は4区画に分けられており、米蔵ココロの区画は以前は軽食店があった。このほか、新発田藩史料館、堀部安兵衛伝承館、清水谷蔵所(しみずだにくらしょ)資料館となっている。

 米蔵ココロを利用する場合、清水園の入園料700円は無料になる。ただ、庭園や資料館などを見学したい場合は入園料を450円に割り引く。水曜定休。問い合わせは同店、0254(28)7378。

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