映画「人生の約束」の監督と俳優陣を焦がし絵で描いたパネル作品を展示する若松さん=ニューモンブラン

映画「人生の約束」の監督と俳優陣を焦がし絵で描いたパネル作品を展示する若松さん=ニューモンブラン

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焦がし絵で「人生の約束」の俳優陣描く 射水でパネル展示

北日本新聞(2017年2月6日)

 射水市手崎(小杉)の若松勝行さん(75)が、映画「人生の約束」の石橋冠監督と出演者13人を焦がし絵で描いたパネル(高さ150センチ、幅80センチ)を作った。映画の舞台となった同市が「第7回ロケーションジャパン大賞」の撮影サポート部門賞を今月受賞することを祝う言葉も入れ、同市戸破(小杉)の喫茶ニューモンブランのギャラリーで展示している。

 若松さんは会社員や新聞配達の仕事を退いた10年前から焦がし絵を独学で始めた。ペン型の電熱ごてを木の板に押し当て、焦げ跡の濃淡で人物や風景を表現する。

 パネルは幅27センチの色紙サイズに1人ずつ描いて組み合わせた。昨年1月の公開後、パンフレットを参考にして、主演の竹野内豊さんを手始めに次々と俳優陣を描き、締めくくりに石橋監督を作った。3日間で1人のペースで仕上げたが、思い通りの表情にならず試行錯誤した作品もあるという。「目が一番難しい。いつも目を最初に描き、失敗したらやり直した」と振り返る。撮影サポート部門賞受賞を知り、パネルにすることを思いついた。どの作品も本人そっくりで、来店者から「映画のシーンが思い浮かぶ」と感想が聞かれる。

 今回の展示では、リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した柔道女子70キロ級の田知本遥選手(射水市出身)とレスリング女子48キロ級の登坂絵莉選手(高岡市出身)も焦がし絵にアクリル絵の具で着色して出品。さらに19年ぶりの日本出身横綱となった稀勢の里、十両昇進を果たした朝乃山(富山市出身)も加えて展示した。

 展示は28日まで。焦がし絵の他、趣味で作った木のおもちゃも合わせて約50点を飾っている。北日本新聞社後援。若松さんは「希望があれば、展示の貸し出しに応じる」と話している。

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