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小川村で暮らす魅力知って 銀座NAGANOで「起業カフェ」

信濃毎日新聞(2017年2月8日)

 小川村は6日夜、移住や起業の希望者などを対象にした「起業カフェ」を東京・銀座の県情報発信拠点「銀座NAGANO」で開いた。女性の起業と地元への移住を支援するため3月30日に設ける「おやき研究所」の取り組みの一環。村内のI・Uターン経験者らが村内で働くことや田舎暮らしの魅力を語り、首都圏に住む13人が聞いた=写真。

 山口県出身で2005年に松本市から小川村へ移住した三水亜矢さん(53)は、県内外の果物や野菜をレストランのシェフに紹介し、産地直送する事業を村内で手掛けていると説明。「事業を継続するには人との出会いが大事」とし、自宅を拠点としつつ全国各地へ出向いているとした。

 村出身で、4年前にUターンした川又路子さん(33)は、季節に応じて村内の農産物直売所や長野市中条の子どもプラザ、白馬村の旅館で多様に働く例を紹介。エゴマ栽培など村の暮らしも語った。川又さんは「幸せだと思う瞬間がたくさんある。自分らしくいられるライフスタイルを見つけてほしい」と話した。

 参加者たちはこの日、三水さんが用意したハーブティーやケーキを楽しみながら話を聞いた。都内の会社員渡部美千代さん(48)は、将来的に都外への移住を考えているといい、「(地方は)年配者が多い印象だったけれど、若い人たちが元気で村が好きなんだと知れた。可能性が広がった」と話していた。

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