JR飯山駅前に設置した雪の神社

JR飯山駅前に設置した雪の神社

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真っ白神社、飯山に登場 「雪まつり」開幕

信濃毎日新聞(2017年2月11日)

 飯山市の冬を彩る一大イベント「第35回いいやま雪まつり」(いいやま雪まつり市民協議会主催)が11日から2日間の日程で、同市城北グラウンドを主会場に開かれる。2015年3月の北陸新幹線(長野経由)飯山駅開業から2回目となる今回は、駅前に神社の雪像を設置し、おみくじを引くと主会場で特典を受けられるようにする。市内や周辺地域を訪れるスキー客らにPRし、主会場に足を運んでもらう考えだ。

 神社の雪像は、高さ9メートル、横15メートル。飯山駅の改札を出ると、駅舎のガラス窓から眺めることもでき、目を引く。飯山駅から主会場までシャトルバスを運行しており、小学生以上200円で乗り放題。徒歩では20〜30分ほど。神社でおみくじを引き、当たりが出ると、主会場でうどんやそばの100円引きや、甘酒無料といったサービスが受けられる。

 飯山駅を降り、市内の斑尾高原や野沢温泉村などのスキー場に向かう外国人観光客への誘客にも力を入れる。今年の雪まつりのパンフレットに掲載したイベントや売店紹介には英訳も付け、駅前で配布する。駅前の神社でもオリジナルの英訳パンフレットを配り、パンフレットを持って主会場を訪れる外国人観光客には雪まつりの焼き印を押した升(ます)をプレゼントする。

 主会場では、干支(えと)にちなんだ鶏や、昨年11月に県内のJR飯山線を44年ぶりに運行した蒸気機関車(SL)などをかたどった雪像12体が並ぶ。「雪中色彩花火」(11日午後8時)や、雪の中を練り歩く「雪中御輿(みこし)」(12日)など恒例のイベントも開く。

 雪まつりは、当時の中学生の作文がきっかけとなり、田に雪だるまと新幹線の雪像を制作したのが始まり。実行委員長の上松永幸さん(41)は「資源である雪を活用して、雪まつり会場に多くの人が来る仕掛けをしたい。雪国を楽しんでほしい」と話している。

 11日午前9時半〜午後8時半。12日午前9時半〜午後3時半。問い合わせは実行委員会事務局(電話0269・62・0156)へ。

 また、市内の外様(とざま)地区でも11、12日、「第17回かまくら祭り」(実行委員会主催)が開かれる。11日午前10時〜午後8時。12日午前9時〜午後3時。問い合わせはかまくらハウス(電話0269・62・3920)へ。

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