下伊那郡阿南町西条の国道151号沿いに、早くもこいのぼりが登場した。オオイヌノフグリやツクシが顔を出し、春めく山里に、赤や青のこいのぼり約50匹が悠々と空を泳いでいる。
小中尾地区の住民グループ「すずめの宿」の8人が、田んぼの真上にワイヤを渡し、町内外から譲り受けたこいのぼりを飾り付けた。毎年この時季の風物詩となっており、4月には斜面に咲く桜との競演が楽しめる。
5月の大型連休明けまで飾るといい、代表の木下宗寿さん(66)は「今年も大勢の人に見に来てもらいたい」。飾る機会のなくなったこいのぼりの寄付も募っている。