アルピコ交通(松本市)は、長野市戸隠地区の魅力を紹介するマップ「戸隠みどころ案内図」を作った。観光客に人気の高い戸隠神社の奥社や中社に加え、宝光社、九頭龍(くずりゅう)社、火之御子(ひのみこ)社も紹介し、それぞれをつなぐ道を掲載。戸隠5社を歩いて巡る楽しみを提案しており、誘客につなげたい考えだ。
マップはA4判。同社長野駅前総合案内所(長野市)主任の田中徳江さんが色鉛筆で描いた。県道だけでなく、遊歩道を記載。そこに5社の位置を建物のイラストで示し、鏡池、戸隠スキー場なども紹介した。道沿いで見られるミズバショウやソバの花、ドングリのほか、雪だるまも描いて遊び心も詰め込んだ。田中さんは「四季を通じて戸隠を訪れてほしいとのメッセージをマップに込めた」と話している。
同社は4〜12月、長野市街地と戸隠の間で急行バスを1日12往復運行している。マップには時刻表も載せており、同案内所で無料で配っている。所長の宮田徹さん(46)は「戸隠の醍醐味(だいごみ)は5社巡り。ぜひ歩いて巡ってほしい」とPRしている。