蛍の名所・松尾峡で知られる上伊那郡辰野町が、蛍の生態や一生を紹介するパンフレットを改訂した「ほたるのはなし」を作った。「ほたるのまち創生プロジェクト」の一環で、町内の蛍の観賞場所やこれまでの発生数を記した「ホタルマップ(ほたる暮らし)」も刷新。蛍に関する情報を分かりやすくまとめた。
町によると、見頃の時季に蛍の資料を送ってほしいという依頼が県内外からあるという。ほたるのはなしは、20年以上前の旧パンフを親しみやすく改良し、同町の蛍保護の歴史などをまとめて3千部作製。マップは町内の小学生が寄せた蛍の観賞場所を新たに盛り込み、300部作った。
町の担当者は「小学校の教材などにも使ってもらい、町の取り組みを広く知ってもらうきっかけにしたい」と話している。ともに町役場で無料配布している。問い合わせは町まちづくり政策課(電話0266・41・1111)へ。