安曇野市東部の光城山(911メートル)で登山道沿いの桜並木が中腹上部まで見頃を迎え、見物客でにぎわっている。夜はライトアップしており、20日も家族連れが、幻想的な夜桜と登山道から望む市内の夜景を楽しんでいた。
麓から頂上にかけて約1500本のソメイヨシノがあり、近くの太田忠雄さん(80)によると、ここ数日の暖かさで一気に開花が進んだ。ライトアップは26日まで。
市と住民らは「光城山1000人SAKURAプロジェクト」を設立し、樹勢が衰えた木の代わりに苗木を植える活動をしている。20日、メンバーが新たな植樹場所を選ぶため入山したところ、昨年植えた1メートルほどの苗木60本のうち15本の先端が人為的に折られていた。会長の高橋恒雄さん(85)は「残念。マナーを守って楽しんでほしい」と呼び掛けている。