インバウンド(訪日旅行者)対策に力を入れる立山町は22日、立山黒部アルペンルートの玄関口となる立山駅に日本語、英語、中国語に対応できる臨時案内窓口を設けた。23日まで国際交流員2人が平たん地を含めた町の魅力を紹介し、案内を通じて外国人観光客のニーズを探る。
国際交流員の胡僑晏(フーチャオイェン)さん(台湾出身)、ヘイリー・レー・アルトさん(米国出身)を中心に町観光協会職員らが対応。15日に全線開通したアルペンルートは個人客が増加しており、窓口には台湾や欧米から家族、友人同士などで訪れた客が目立った。
問い合わせは交通アクセスを中心に駅構内や周辺の案内など幅広かった。町は外国人観光客が求める情報を分析し、9月に芦峅寺で行われる女性救済儀式「布橋灌頂会(ぬのばしかんじょうえ)」に向けて受け入れ環境整備に役立てる。7月下旬の土、日曜にも窓口を開設する予定。