産業廃棄物処理のアイザック(魚津市大海寺野)は今秋、富山市米田町1丁目に足湯付きの公園をオープンする。温泉を使った足湯で、公園内にはカフェも開設する。富山市北部の新たな憩いのスポットとして地域住民らに無料で利用してもらう。
足湯付きの公園は同社の所有地に整備し、敷地面積は3千平方メートル。あいの風とやま鉄道東富山駅の西側約1キロのエリアで、向かい側には岩瀬スポーツ公園がある。
4月から工事に着手しており、9月の完成を予定している。
足湯は十数人が入れる広さで、浴槽には御影石を使用。屋根も設けて雨や雪の日でも利用できるようにする。犬専用の足湯も用意し、ペットと一緒に楽しむこともできるという。
お湯は、アイザックグループが運営するホテル「リバーリトリート雅樂倶」(同市春日・大沢野)の温泉を利用。公園まで車両輸送し、敷地内でくみ上げた地下水と共にボイラーで適温に調整する。
公園内はサクラやモミジといった樹木を植えて、四季折々の植物を観賞しながら遊歩道や芝生を散策できるようにする。カフェにはテラス席を設け、公園の景色を眺めながらコーヒーなどを味わってもらう。
アイザックは、富山市米田町で1973年から事業を行っており、地域貢献の一環として足湯付きの公園を整備することにした。
石崎由則社長は「子どもからお年寄りまで幅広い世代が楽しむことができる。癒やしのスポットとして、たくさんの人に利用してほしい」としている。