黄金色に輝く菜の花畑で写真撮影する観光客ら=飯山市

黄金色に輝く菜の花畑で写真撮影する観光客ら=飯山市

 大型連休後半もいよいよ後半。3日、県内の行楽地では信州の春を演出する花々や、広々とした青空の空中散歩を楽しむ人々の姿があった。
 飯山市瑞穂の菜の花公園では「第34回いいやま菜の花まつり」が3日間の日程で始まった。800万本の菜の花が満開を迎えて辺りは黄金色。千曲川を眼下に、観光客は吹き抜ける風に春の訪れを感じて花と景色を堪能した。
 家族で訪れた上田市小島の公務員相田貞晃さん(38)は「いつ見ても立派。冬が明けて春が来たことを実感しますね」。初開催のクラフトフェアでは菜の花にちなむ黄色い陶器やアクセサリーなどが売り出された。
 長野市中央通り一帯では「善光寺花回廊ながの花フェスタ2017」が3日間の日程で始まり、チューリップなど約14万本の花びらを敷き詰めた恒例の「花キャンバス」が路上に登場。天狗(てんぐ)の面や松本てまりなどの絵柄で街を彩った。長野市若里の主婦松本志保里さん(25)は「作品の中にいろいろな絵柄が表現されていて面白い」。「牛に引かれて善光寺参り」の故事にならい、牛を先頭に着物姿の女性約50人が善光寺まで約1キロを練り歩く催しもあった。
 「佐久バルーンフェスティバル」も佐久市鳴瀬の千曲川スポーツ交流広場を主会場に始まった。5日まで楽しめる熱気球の体験搭乗には長い列ができ、東京都町田市の小学4年生小島一徹君(9)は「下の人や景色がちっちゃく見えた」と楽しげ。全国33チームが競う「熱気球ホンダグランプリ」第2戦も行われ、浮かび上がった熱気球に観客からは「高い」「きれい」。特別ゲストで市親善交流大使の元大関把瑠都(ばると)さん(32)も記念撮影や握手に応じていた。

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