福井県内の60歳以上でつくる男声合唱団「ゴールデンエイジふくい」のコンサート「歌う喜び 人生を心豊かに」(福井新聞社後援)は21日午後1時半から、福井市の県立音楽堂で開かれる。
「第二の人生に生きがいを」と2006年に結成。テノール、セカンドテノール、バリトン、バスの四つのパートで構成し現在、団員は87歳までの78人、平均年齢は74歳。週1回、福井市内で練習に励んでいる。公民館の催しや学校の文化祭などを中心に公演数は年間十数回におよぶ。昨秋の国民文化祭の合唱部門「合唱の祭典in愛知」で観客の投票によって決まる聴衆賞で1位を獲得した。
4回目となる主催コンサートでは、作曲家の鈴木憲夫さんを指揮に迎え、同氏に委嘱した曲「平和という果実」を初演する。弦楽室内合奏団「中野瑞己アンサンブル」(大阪府)とは「いい日旅立ち」「この街で」などの曲で"コラボ"する。そのほか、オリジナル曲「二度とない人生だから」「ゴールデンエイジふくい賛歌」や民謡、ア・カペラ、会場と一緒に歌う曲など。スクリーンで最近の合唱団の活動を紹介し、開演前のホワイエではフルート演奏で観客を迎える。団長の斉藤厚一さん(79)=福井市=らは「聴いても見ても楽しい、飽きさせない舞台にしたい」と意気込んでいる。
全席自由。千円。中学生以下無料(要整理券)。未就学児は入場不可。問い合わせは斉藤さん=電話0776(27)5622。