上高地線の車内でバイオリンを演奏する牛山さん(左奥)=20日、松本市

上高地線の車内でバイオリンを演奏する牛山さん(左奥)=20日、松本市

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列車に響く「楽都」の魅力 上高地線でバイオリン演奏

信濃毎日新聞(2017年5月21日)

 アルピコ交通(松本市)は20日、松本市内を走る上高地線の列車内で、バイオリンの演奏が楽しめる催しを始めた。「楽都・松本」の魅力を観光客らに発信する初めての試み。11月までの土日曜と祝日を中心に運行し、ガイドが沿線の見どころを紹介する「観光案内電車」の一部の便で続ける。

 初日は松本発新島々行きの2本で実施。2両編成の列車が松本駅を出発すると、音楽教室で講師を務める牛山孝介さん(30)=松本市=が、伴奏の音源に合わせて「タイスの瞑想(めいそう)曲」を奏でた。乗客は車窓の景色を眺めながら、車内に響く音色に合わせて体を揺らしていた。

 終点までの約30分間で「愛の挨拶(あいさつ)」「ムーン・リバー」など9曲を披露。ハイキングで北アルプス上高地を訪れるために乗った栃木県下野市の若林昭代さん(62)は「優雅な演奏に聞き入ってしまいました」と喜んでいた。

 次回は6月3日で、松本駅午前発の2本で演奏。通常運賃で乗車できる。その後の演奏予定は今後決める。問い合わせは新島々駅(電話0263・92・2511)へ。

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