梅雨入りを前に制作が進む金沢和傘=金沢市千日町

梅雨入りを前に制作が進む金沢和傘=金沢市千日町

石川県 金沢市周辺 特産

梅雨前に和傘の花 金沢の専門店

北國新聞(2017年5月26日)

 25日の石川県内は午前中、加賀を中心に雨が降ったものの、午後から晴れ間ものぞいた。最高気温は金沢24・3度、輪島25・6度など6月上旬から7月上旬並みとなった。
 梅雨入りを控え、金沢市千日町の松田和傘店では、3代目の松田重樹さん(58)が、県の伝統的工芸品の一つである金沢和傘の制作に励んでいる。工房には鮮やかな柄から淡い柄までさまざまな和傘が並んだ。
 松田さんによると、北陸新幹線の開業後、県外客が増え、最近は注文の9割が関東圏や外国人で占められている。市松模様の傘は納品まで1年待ちになっており、松田さんは「東京五輪のエンブレムに採用されたのが影響したのだろう」と話した。

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