コケの説明を受ける参加者ら

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参加者「コケのとりこ」に 白駒池周辺の原生林で観察会

信濃毎日新聞(2017年5月29日)

 南佐久郡佐久穂町と小海町の境にある北八ケ岳・白駒池(標高2115メートル)周辺の原生林で28日、散策しながらコケの種類や特徴を学ぶ「苔(こけ)の森開き」があった。さまざまなコケが生息する森の大切さを伝えようと、白駒池近くの山荘などでつくる「北八ケ岳苔の会」が主催し、6回目。同会会員の案内で、県内外の約80人が原生林を歩いた。

 白駒池入り口の駐車場で神事を行った後、原生林に入った。同会によると、コケは八ケ岳では500種類近くある。日当たりの良い岩の上に生息する「クロゴケ」に会員が霧吹きで水をかけると、茶色っぽい色が緑色に変わり、参加者は驚きながら写真を撮影していた。木の根元などを覆う「イワダレゴケ」にも触ってみた。

 初参加の横浜市の主婦栗原美香さん(52)は「すっかりコケのとりこになってしまいました」。苔の会事務局の遠藤隆也さん=佐久穂町=は「コケは小さいが、それぞれ違った方法で環境に合わせて生きている。コケから自然の良さを体感してくれるといい」と話していた。

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